top of page

雫石町インターンシップ参加報告≪地域×キャリアデザインプログラム2025≫


岩手県岩手郡雫石町のプログラムには、らばーずより1年生の3人が参加しました。

雫石町役場観光商工課の方々をはじめ、町の方々には大変お世話になりました。



この記事では、参加したうちの1人、畑さんの報告レポートをご紹介いたします。

雫石を知る6日間~自然豊かで「温かい」まち~

都市科学部1年畑結菜

体験期間:9/3〜9/8


テーマ: 地方の「くらし」を体験する


1. 体験の概要

どんな体験をしましたか?

盛岡セイコー工業株式会社さんで仕事の見学と技術者の方との座談会

役場の方々との交流会

小岩井農場の見学と冬フェスタのアイデアだし

YU-YUファームさんでの乗馬体験と馬のお世話体験

白炭職人坂内さんのお話を聞き、七輪でご飯作り

移住者交流会での発表と運営の手伝い

軽トラ市でWA ROCKの出店

地元の家族たちと交流会

たくさんの野菜を使って自炊  等々


2. 具体的な活動内容と学び

職業体験


  • 活動内容:小岩井農場での冬フェスタのアイデア出し

  • 学んだこと/気づき:都心から離れた場所にあるこの農場まで、どうやったら人を集めることができるのか考えるのが大変だった。地方の良さを活かした企画を考えようとしたが、規模や予算など考えなければいけない要素が沢山あり、こんなにも企画が大変なのだと思った。また、地方であるが故の難しさというものがあると分かり、都市との違いも感じた。


地方での生活体験

  • 生活で感じたこと:野菜が安い、人々のつながりが強く、温かい。

  • 都市部との違い:交通の便、人の多さ、自然との距離。

交流

まちサポの交流会であった雫石町に住む高校生とお話しして、雫石の星がよく見えるところが好きと言っていたこと。交通は少し不便だけど、この町が気に入っていると話していた。そういった部分で町に愛着があるのがとても素敵なことだと思った。

移住者交流会で同じ班だった家族は、雫石への移住の決め手は手厚い移住支援とおっしゃっていた。やはり登山など自然が好きな人が多く、また東北の夏の快適な気候も決め手になったらしい。リモートワークで働いているそうだが、新幹線も止まるので東京までも意外とすぐに出られるためそこまで不便はないとのことだった。好きな自然に囲まれたゆっくりとした空間で仕事をしながら暮らすのがいいなと思った。地方に住みたいと考えた時に、一番心配なのが仕事との両立だったので、このお話を聞けたことはうれしかった。

また、いろいろな方とお話をしている中で、クマをはじめとする生き物や植物に対して怯えがないということを感じて、自然の恐ろしさや危険は知っているけれども必要以上に恐れることなく、自然が自分の生活の中の一部だという感じがして自分の中では印象的だった。


3. 体験を終えて

この体験で最も印象に残ったことは何ですか?

坂内さんのお話。

この体験を通して、自分の考え方や価値観にどのような変化がありましたか?

「チャレンジするのが怖いのは失敗するかもしれないと考えているから、でも失敗するのは当たり前だし、今動かなかったら何も変わらない」

まとめるとよく聞くような内容になってしまうが、坂内さんの人生経験からくる言葉は私の心を動かしてくれた。今後も事あるごとにお話を聞いた時の気持ちを思い出して、自分の気持ちに素直になってたくさんチャレンジしようと思う。

また、自分が今まであまり興味を持っていなかった職種であったけれど、坂内さんも最初からこの職を志していたわけではなくて沢山の経験をして今に至るとおっしゃっていて、視野を広く持ち、たくさんのことに興味をもってチャレンジすることの大切さを感じた。

ree

地方の課題について、気づいたことはありますか?

若者の地元離れが進んでいること。その原因の一つに若者が楽しめる場所が少ないことがあげられる。小岩井農場で冬フェスタ企画の意見出しをしたときも、若者の集客が課題点だと言っていたし、軽トラ市で年代のアンケートを取った時も、20代だけ1人もおらず、家族世代や高齢者が中心だった。また、交流会で同年代の人たちと話しているときに、交通の便や職場、学校などが少ないことも地方の若者離れが進む原因となっていることが分かった。向こうで会った人もUターンの人が多く、一度は地元を離れて都心にでたという人ばかりだった。戻ってくる人がいるということはその町の良さがあるからであるし、よいことであるけれど、学生や社会人なりたての頃に思い通りに暮らす条件がそろっていなく、地元が好きでも出なければいけないというのが問題点だと思った。


今後、この自治体や地方とどのように関わっていきたいですか?

今回のプログラムを通して知り合いが沢山増えて、関係人口の1人としてこの町に関わって行きたいと考えている。地元の人と関わったり、地域イベントに参加したり、その地の産物を積極的に購入するなど簡単なことからでも、あらゆる形で雫石を応援できたらよいと思う。もう一度雫石町を訪れて、今回お世話になった方々とまた会いたい。

また、snsの影響を受けやすい現代では、sns発信を通して力になれるのではないかと思う。誰でもみんなの目に届くようなものを作れる可能性があるsnsであるから力になるほどのものを作れるかはわからないが、これほどの魅力がある雫石町を知らない人が沢山いるのはもったいないことだと思うので、sns発信を通して雫石町の観光事業や移住促進の応援ができたら良いなとも思った。

ree

執筆者

畑結菜 (岩手らばーず2025年度/ 都市科学部 都市社会共生学科 1年 )

編集

岩手らばーずHP係

<訪問概要>


[地域×キャリアデザインプログラムinいわて 2025]

・訪問地域

岩手県雫石町

・訪問期間

2025年9月3日(水)~9月8日(月)

・参加人数(学生名)

横浜国立大学「岩手らばーず」メンバー3人

(岩須謙人/窪澤芽亜/畑結菜)


コメント


岩手らばーず - 横浜国立大学 学生公募型PJ

お問い合わせ

✉: iwatekyouyouakaunto@gmail.com

このサイトはWix.com で作成されました。

bottom of page